街から町へ

3月のある週末は根室市へ。翌週は函館市へ。その翌週は中央部分の南端、えりも町へ。そして今週末は稚内市へ。

北海道の隅から隅まで走っている。移動距離は何千キロにもなる。

見覚えのある風景が続く地域も多いが、その地に住まう人々の生活スタイルや問題意識は地域でがらりと異なる。

回れば回るほど北海道が好きになるが、同時に山積した課題に息が苦しくもなる。

少子化は解決しえない。人口は減る。社会で弱者が切り捨てられるのと同様に、弱い街から見放されていく。

50年後、100年後の北海道はどうなっているべきなのだろうか。

考えながら手を動かし、足を動かしている。